赤ちゃんがはちみつパンを食べた!? これって、大丈夫?
はちみつは赤ちゃんが食べてはいけない食材のひとつですよね。
「1歳未満の赤ちゃんにははちみつを与えないように」という注意書きを見たことがあるママやパパも多いと思います。
ところが、気を付けていても、「気づかないうちに食べてしまった」ということもあるんですよね。
育児をしていると、使われている食材や成分などに気を付けていても、「自分ではない誰かが与えてしまった」なんてことも実際に起きてしまいます。
子供が良く食べるようなお菓子の卵ボーロや食パンなどにも、はちみつが使われていることがあるので、気を付けないといけないです。
もし、赤ちゃんがはちみつパンを食べてしまったときはどうしたらいいのでしょうか?
はちみつを食べたからといって、必ずしも感染するわけではありませんので、赤ちゃんの様子を見るようにしてください。
便秘が続く、元気がない、哺乳力がなくなるなどの症状が出たときは、すぐに病院で受診するようにしてくださいね。
症状はでていなくても心配な時は、電話で病院に相談するといいと思います。
また潜伏期間が3日~1か月くらいありますので、1か月間は注意しましょう。
商品や広告などの注意書きだけでなく、はちみつが赤ちゃんによくないのは母子手帳などにも記載されています。
記載されているのでママは知っていたけど、パパは知らなかったと言ったこともあります。
うちがそれでした。
私は母子手帳や市で開かれていた離乳食の教室などで知っていましたが、夫は知らなかったんです。
また、私の親もはちみつが赤ちゃんは食べてはいけない食材と言うことを知りませんでした。
はちみつと聞くと、健康にいい食材という人がほとんどだと思います。
しかし赤ちゃんにとっては危険な食べ物。
では、なんで1歳未満の赤ちゃんは食べたらいけないのでしょうか?
はちみつが良くないとされている1番の理由は、はちみつに含まれている「ボツリヌス菌」です。
はちみつには、ボツリヌス菌の芽胞が入っている可能性があるため、赤ちゃんに与えてはいけない食材になっています。
このボツリヌス菌の芽胞はいわゆる種のようなもので、赤ちゃんの身体の中に入ってしまうと、その芽胞がボツリヌス菌を増やしてしまい、中毒症状を起こしてしまうことがあります。
赤ちゃんは、抵抗力が弱いため、消化器官はまだまだ未熟です。
はちみつは1歳を過ぎるまで、個人差も考えれば1歳半くらいまではあげないように気を付けてくださいね。
はちみつ入りなら赤ちゃんには加熱したパンでもNG!
はちみつは、お菓子やパン、梅干しなどにも使われていることがあります。
はちみつに含まれているボツリヌス菌の芽胞は加熱では殺菌することが難しいため、はちみつが使われている加工されたものも避けるのが良いとされています。
焼菓子などは火が通っているので大丈夫なのでは?と思うかもしれませんが、加工する際の温度が分からないため、菌が死滅しているのかが分かりません。
離乳食が始まって、小麦が大丈夫になると食パンなどが食べられるようになりますよね。
食パンにもはちみつが使われていることがあるので、赤ちゃんにあげるときは「どんな成分、どんな食材が使われているか?」を確認してから与えるようにするといいですよ。
赤ちゃん用のお菓子は、はちみつを使われていないものやアレルギー記載があるものがほとんどですが、1歳くらいになると大人と同じものを食べる機会も増えてきます。
カステラやお祭りなどの屋台で見かけるベビーカステラなどには、はちみつが使われていることが多いので気を付けてあげてくださいね。
はちみつは赤ちゃんが何歳になったら食べられる?
はちみつは赤ちゃんが1歳未満のときは良くありません。
1歳から1歳半くらいになってくると、未熟だった腸などの消化器官が発達するので食べることができるようになります。
はちみつは、ミネラルなどが豊富で、健康に良いとされているので、食べさせたい食材の一つです。
はちみつの80%が糖分で、この糖分はブドウ糖と果糖のみになります。
ブドウ糖は脳の発達に良いといわれており、はちみつは脳のエネルギー補給と発達にも役立つそうです。
また風邪をひいたときに「はちみつ」が良いとされていますが、これには理由があります。
はちみつには殺菌効果があるため、風邪などで弱っているときに、はちみつを食べると殺菌作用によって修復が早まるそうです。
はちみつは1歳未満の赤ちゃんには良くないものですが、はちみつを食べられるようになると健康効果だけでなく、脳の発達など良いので、食べられる年齢になったら取り入れていきたい食材ですよね。
まとめ
子供ができて、親となって知ったことはたくさんあると思います。
はちみつもその一つで、私たち大人が何気なく食べているものでも、赤ちゃんや子供にとってはまだ良くないものの、食べることができないものの可能性があります。
7大アレルゲンについては知っていましたが、子供がいつから食べることができるなどまでは子供の離乳食をはじめるまでは知らない事も多かったです。
何歳から食べることができるのか、なんで今は食べることができなのか?を知って、気を付けてあげたいですよね。