令月風和

令い月、風は和やか

初盆を家族だけで行うのはアリ?ナシ?

初盆を迎える

 

お盆はご先祖様の魂が帰ってくる時期です。

多くの家庭が、お墓参りをしたりご先祖様の魂を受け入れる準備をすると思います。

 

中には初盆の家もあるかと思います。

初盆とは、人が亡くなってから四十九日を過ぎた後に初めて迎えるお盆のことを言います。

地域によっては新盆とも言われています。

 

お盆は亡くなった人が年に一度家族のもとへ帰ってくる日で、故人の供養をする上で大切な行事の一つです。

特に初盆は故人が亡くなってから初めてのお盆になるので、親族や友人などを招いて、住職に読経をあげてもらって供養してもらいます。

法要後は会食の場を設けることもあります。

 

しかし、初盆の形式に決まりがありません。

会食を設けなかったり、家族のみで行ったりしても問題はないそうです。

私の実家でも、一回忌や三回忌などは親族を呼んでいましたが、初盆は家族のみで行っていました。

ここ最近では初盆をマンションなどで簡易的に行うことも多くなってきているため、家族のみの家庭も増えてきていると聞きます。

形式に決まりがないので、家族のみで行うことには問題はないのですが、あらかじめ親族など周囲の人には通知しておくと良いですよ。

 

初盆を家族だけで行うときの服装は?

初盆の服装は、基本的にブラックフォーマルになります。

つまり喪服や礼服を着用するのが良いとされています。

子供の場合は、学校の制服がフォーマルウェアです。

制服がある場合は制服を、もし制服がない場合は男の子は白いワイシャツに黒のパンツ、女の子は華やかな色よりは黒や紺などのワンピースやブラウスにシンプルなスカートが好ましいとされています。

 

それでは家族だけで初盆を行う場合のときは、服装はどうしたらいいのでしょうか?

身内だけで行うときは普段着でも良いと言う意見もありますが、最低限のマナーを守った平服がいいかと思います。

 

平服と聞くと普段着を想像してしまいますが、初盆の法要はカジュアルな行事ではないので、カジュアルな服装や露出度の高い服装、華やか色の服や装飾品などは適しません。

服装は黒や紺、グレーなど暗い色を選ぶと良いとされています。

服装に迷ったときは、女性は落ち着いた色のセミフォーマルの服、男性は黒のスーツにするのも良いですよ。

 

初盆はしないといけない?

初盆は故人が初めて家に里帰りする大切な行事です。

ほとんどの家庭は初盆はやっていると思います。

 

初盆の法要をやらないと言う話は聞いたことがありますが、初盆自体をやらないと言うのは聞いたことがありません。

いまは時代の変化もあり、マンションで簡易的に行ったり、家族のみなども増えてきていますが、初盆は故人のためにもやったほうがいいと思います。

 

初盆でも法要をしない家庭もあるそうです。

法要とは、住職にお経をあげてもらうことですが、初盆は普通のお盆とは違うため、住職を呼んで法要するのが一般的になります。

初盆は手厚くお迎えしてあげたほうがいいと言われているので、昔ながらの風習を守ってもいいかもしれませんよね。

 

まとめ

本来、初盆は親族や友人などを招くのが一般的です。

といっても決まった形式はないため、家族のみでも行って問題はないとされています。

その場合でも相手側は初盆の法要に参加を考えている可能性があるので、家族のみで行うときは、行き違いにならないように前もって連絡をすることを忘れないようにしてくださいね。

 

新盆は故人の初めて迎えるお盆です。

今はマンションやアパートで初盆を行うことも増えてきて、家族だけでなど、簡易的に行うようになってきているそうです。

お盆などにはマナーがあります。

特に初盆だと服装のマナーだったり、提灯の種類だったり、家族のみで行うことになっても、マナーを守りたいものです。

初めて故人が家に帰ってくる初盆は、できるだけ手厚くお迎えしてあげたいですよね。