令月風和

令い月、風は和やか

お弁当の粗熱はどのくらいとればいい?不十分だと食中毒の原因に!?

お弁当を作る

 

「お弁当は冷ましてから蓋をする」と言う話を聞いたことがある人は多いと思います。
子供が幼稚園や小学校に通うになったり、大人でも節約や健康のためなどのために、お弁当を持って行く人がいますよね。
お弁当作りには気を付けないといけないポイントがあるのは知っていますか?

気を付けないといけないのが、「お弁当は冷ましてから蓋をする」と言うことです。
お弁当を冷ます理由は、熱いまま蓋をしてしまうと蓋に水滴がついてしまって、その水滴が垂れると、ご飯やおかずがべちゃべちゃになってしまいます。
これだとせっかくのお弁当が美味しくなくなってしまうんですよね…。
この経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。


実は、この水滴が食中毒の原因になるとも言われています。
お弁当を作る上で、1番気を付けないといけないことは、「傷み」になります。
冷まさないで蓋をしてしまうと、水滴がついてしまいます。
温かい温度と蒸気によってできた水滴によって、腐敗菌の活動が活発になってしまうため、菌が繁殖してしまって、食中毒の原因になってしまうのです。

お弁当を作るときは、しっかりと冷ましてからお弁当箱に入れることが食中毒の予防に繋がります。

 

お弁当の粗熱はどのくらいとればいい?

どのくらいまで、冷ましたらいいのか?も気になりますよね。
5~9月は気温が30度前後になるため、お弁当は食中毒を起こす菌が繁殖するのに最適な場所になります。
気温によって、どこまで冷ましたらいいのかは変わりますが、夏はご飯とおかずをしっかり冷まして、冬だと粗熱をとるだけで大丈夫にです。

粗熱をとるとは、ごはんやおかずの上に手をかざして、ほんのり温かさを感じるくらいまで冷ますことです。
夏と冬だと気温が違うため、気温に合わせて冷ます目安が異なります。

ご飯を冷ますときはお弁当に入れて冷ます方法とお皿で冷ます方法があります。
冷ますのにそのまま置いておくと、ご飯が乾いてカピカピになってしまったという経験はありませんか?
この乾燥を防ぐ方法は軽く蓋やラップをして、水分を保つとカピカピなご飯にはならないので、やってみてくださいね。
早く冷ましたいときは、うちわや保冷剤を使うといいですよ。

 

気になるお弁当に入れた保冷剤の水滴

お弁当で考えるのは衛生面だと思います。
暑い日などは、特にお弁当の痛みが気になるため、お弁当には保冷剤が必要になります。
この保冷剤、問題点があります。
保冷剤は時間が経つと水滴が出てくるので、お弁当を入れている袋やお弁当箱がこの水滴で濡れてしまうという経験をしたことがあるかと思います。

この水滴を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?
保冷材からでる水滴の正体は結露です。
結露は温度差があるときに発生するもので、生活の中では、冬に窓に水滴がついている現象も結露と言い、これと同じ状態がお弁当袋のなかで起きていることになります。。

保冷剤と外気の気温の差が大きければ大きいほど、結露が発生しやすいです。
結露対策には、温度差をなくすことが1番重要になります。
お弁当は冷ますことで、この温度差がなくなるので結露が起きにくくなるため、保冷剤を使う時期はしっかり冷ますことが必要になります。

それから今は、保冷剤の水滴防止の専用ケースなどもあります。
また不織布というものを使用した保冷剤だと余分な水を吸いやすいので水滴が少なく、結露対策にはオススメです。

 

お弁当に入れる保冷剤の位置は?上?下?

保冷剤はどの位置に入れればいいのかも気になると思います。
お弁当箱を入れる保冷バックに保冷剤をいれるポケットがあるものは、そのポケットで大丈夫ですが、全てのものにポケットがあるとは限りません。
ポケットがないものは、お弁当の上に保冷剤を置くといいそうです。


お弁当の上に保冷剤を置く理由は、冷気は下へ流れるものだからです。
この流れを考えると、お弁当の上に保冷剤を置くのが効率よく冷やすことができるということになります。

 

まとめ

お弁当箱にご飯やおかずをつめる時は粗熱を取って、冷ます必要があります。
しっかり冷ますことで、細菌の繁殖を防ぎ、傷みを防ぐことができるので、特にお弁当の傷みやすい梅雨の時期や夏は、念入りにする必要があります。
保冷剤を使って保冷するなど、しっかりお弁当を冷まして、お弁当を守りましょうね。