たまごの賞味期限が切れたときはゆで卵にしたらOK!?
たまごをよく買う人は多く、常備している人も多いと思います。
私もたまごはだいたい冷蔵庫には入っていて、お弁当のおかずとして使うことが多いので切らすことがほぼありません。
ところで、たまごの賞味期限は1週間ほどもつものもが多いので、「気づいたら賞味期限が切れていた」なんてことを経験したことも多いのではないでしょうか?
食品には、賞味期限と消費期限という期限表示が必ずあります。
この違いを知っていますか?
言葉が似ているので、同じ意味と思ってしまうかもしれないです。
でも賞味期限と消費期限では、意味が全く違います。
賞味期限は、商品を開封しない状態で味や風味などの品質が変わらずに「美味しいく食べることができる期間」です。
それに対して消費期限は、商品を開封しない状態で「安全に食べることができる期間」のことをいいます。
スナック菓子やチーズ、調味料など傷みにくい食品は賞味期限、お弁当やケーキ、生ものなど傷みやすいものは消費期限の表記になっています。
たまごの期限表記は「賞味期限」の部類になっています。
賞味期限は美味しく食べることができる期間なので、賞味期限を過ぎてしまっても食べることができます。
安全に食べることができないわけではないので、美味しく食べることができないだけと考えるといいと思います。
たまごの期限表記は賞味期限なので、記載された期限が過ぎても食べることができますが、加熱することが条件になってきます。
たまごの賞味期限は生でも安全に食べることができる期間、サルモネラ菌が増殖しない期間のことを指しています。
ですから賞味期限が切れたたまごは生ではなく、茹で卵などにして、加熱して食べるといいですよ。
ゆで卵にしたたまごは、生に比べると痛みやすいので、だいたい2、3日以内で食べるようにしてくださいね。
たまごの賞味期限が切れたらどのくらい加熱すれば安心?
賞味期限が切れたたまごは生でなければ、食べることができるのは分かったと思います。
しかし、加熱といってもどのくらい加熱したらいいのでしょう?
たまごにはサルモネラ菌と呼ばれている菌がいます。
この菌は、75度以上、1分間以上加熱することでほぼ死滅すると言われています。
サルモネラ菌の事を考えると、しっかり加熱すると安全にたまごを食べることができるので、茹で卵なら固ゆで、それ以外の卵料理も半熟などではなく、しっかり火を通すようにしてくださいね。
しっかり火を通すことで、サルモネラ菌を減らして、安全に安心に食べたいですよね。
茹で卵の固ゆでは、沸騰したお湯の状態からだと10分以上、水から茹でる場合は15分以上加熱すると固ゆでの茹で卵が出来上がります。
これはたまごの量などでも変わってくるので、場合によってはこの目安よりも少し長く加熱するといいでしょう。
たまごは賞味期限が切れて何日まで大丈夫なの?
実際、賞味期限が切れてしまったたまごは何日まで大丈夫なのでしょうか?
これには様々な意見があります。
基本的にたまごを生や半熟で食べるときは、賞味期限を守るようにしてください。
たまごにつけられた賞味期限は生で安全に食べることができる期限のこと。
ただこれは夏場の場合のみで、これが春や秋、冬だと1週間は生でも大丈夫といわれています。
夏以外は賞味期限を切れても生で食べられるとされていますが、サルモネラ菌のことを考えると、賞味期限が切れた後は加熱して食べるとより安全です。
賞味期限が切れたたまごは加熱すれば食べることができ、1ヶ月ほど期限が切れていてもしっかり加熱すれば大丈夫ともいわれています。
しかし、日にちがたてばたつほど鮮度が落ちてくるので、賞味期限が切れても1ヶ月ほど大丈夫といわれていても、できるだけ早めに食べるのがいいと思いますよ。
まとめ
たまごは賞味期限が過ぎても食べることができる食材です。
たまごに書かれている賞味期限とは、生や半熟で安全に食べられるまでの期間なので、そのあとは、しっかり加熱をすることで食べることができます。
ただ、賞味期限とは美味しく食べることができる期間なので、加熱すれば食べることができるといっても、何かあれば自己責任になってしまうことから、できるだけ早く食べた方がいいですね。